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理事長メッセージ

福祉を志す皆様へ

私がはぐくむ会で仕事を始めたのは平成9年、知的障害のある方の通所授産施設であったはぐくみ園で指導員として働き、利用者と一緒にパウンドケーキやクッキーを焼き、木工作業や農作業、近隣の山で採った蓬や熊笹で野草茶もつくりました。その頃から利用者の皆様と過ごす時間が大好きで、休日に利用者や職員数人で集まって小学校のグラウンドを借りてソフトボールの練習をしたり、宿泊行事では利用者と一緒に羽目を外しすぎて当時の上司から注意をされたこともありました。とにかく共に過ごし、笑い、泣き、大好きな人たちと過ごせるこの仕事が楽しくて仕方ないという日々でした。

平成27年に理事長に就任してからは、新たに求められる役割に向き合いつつ、自分が現場で仕事をしていたときの気持ちや利用者から教えていただいたことなどを、法人の職員にも感じてもらいたいたいという想いを持ち続けています。

法人が始まってから30年を迎え、改めて法人の理念と法人の職員として利用者に向き合う姿勢を明確にするために行動指針を策定しました。法人の理念は「福祉にロマンを」です。背景には『利用者から学ぶ姿勢を持つこと』『利用者の立場に立って考えること』『利用者の可能性を信じること』などがあります。

はぐくむ会の職員には、仕事を通して利用者と関わり合う中で自分自身が成長させてもらっていることに気づき感謝しながら、福祉人としての年月を重ねていってもらいたいと思っています。

また、社会福祉法人の使命は「継続すること」です。赤字が続きサービスが継続できなくなってしまうことがないよう経営の視点を持つことは管理職に限らず大切なことです。支援や介護でも登場人物が変わってしまうことでマイナスに変化してしまってはいけません。利用者一人一人の人生を大切にし、責任をもって支え続けること、全ての職員が同じ目的に向かって協力し、地域とも協力し合い、関わり続けることはとても重要です。

大好きな利用者の幸せと利用者に向き合って日々努力をしてくれている職員に感謝しながら、法人を運営していきたいと考えています。大きな希望をもって福祉を志す皆様が、ここにきて良かったと思えるような法人をつくりたいと願っています。

皆さまのロマンを、はぐくむ会で私たちと一緒に実現してみませんか。

理事長 根岸瑞栄

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